9月1日は防災の日。
天災は忘れた頃にやってくる、と言われていますが
最近は忘れる間もなく、あちこちで火山の噴火や
小さな地震がひんぱんに起きています。
阪神淡路大震災からもう23年も経ちましたが
あのドシン!とした縦揺れは、いまだに 体が覚えています。
あの頃は寝る前には必ず枕元に、貴重品を入れた
リュックと靴下を置いて寝ていました。
今の非常食におすすめするのはスーパーで買えるもの!
10年、15年と過ぎるうちにいつの間にかあの時の事も
忘れていき、非常用の備蓄もやったりやらなかったり。
のど元過ぎれば・・・ということなんですね。
このあたりで、もう一度万が一の災害に備えて
非常食の準備もしていこうと思います。
昔は非常食=乾パン(+氷砂糖)が定番でしたが
消費期限が過ぎた乾パンを食べた時に
これを非常食で毎回食べるのはどうなの?と思いました。
のどは乾きますし、水分と一緒でないと食べにくいです。
非常時は飲み水も貴重ですから、その点でも問題ありです。
非常食には何を準備すれば良いのでしょうか?
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毎日新聞企画特集 危機管理アドバイザーの国崎信江さんのお話から
災害時に元気に過ごすためには、食べ慣れていておいしいと感じ
栄養バランスが良いものを食べるべきです。
そして避難ではなく、自宅で継続して生活をするときは
災害食=非常食という固定観念にしばられずに
普段の食事を心がければ良いと思います。
それには、普通の食材を10日分程度備蓄して
日常から古いものから順に使って補充していく。
ただ通常時は賞味期限が近いものから食べていきますが
非常時には食べる順番が違ってきます。
停電した場合、冷蔵庫の温度が上がるので
まずは冷蔵庫の物を食べつくします。
次に常温保存の物を食べて、その次が
非常食になります。
その非常食を食べるまでの間に、行政による
緊急対応がなされていきます。
調理に関しては、普段からのひと手間が必要になりますが
日ごろから旬の野菜を買ってきて、洗って下ゆでして冷凍。
こうしておけば、停電で冷凍室の温度が上がっても
自然解凍で野菜が食べられます。
その自然解凍の方法も、冷蔵庫に移せば
停電しても冷凍野菜が保冷剤になります。
災害発生直後は、ご飯を炊いておにぎりを作るより
冷蔵庫の食材を挟むだけでできるサンドイッチが手軽です。
(パンも冷凍出来ます。)
調理器具はカセットコンロとできるだけ多くのボンベを
備えておきましょう。
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あえて非常食として売られている物を買わなくても
日ごろからのひと手間と、万が一の時の事を
頭のすみに置いて生活していくのが
これからは必要になってきます。
国崎さんが最後に
家庭での防災対策は「継続」が大切です。
と書かれていました。