葉酸が妊娠初期に必要な訳と含まれる食品は?

生活の知恵

妊娠に気づく時期って、だいたいがつわりが始まる頃ですね。
その時期は平均すると4週から6週目あたり。

妊娠初期の6週目までに赤ちゃんの脳と脊椎は完成するそうです。
その大切な時期には、ほとんどの人が妊娠に気づいてないんです。

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そして心配なお話ですが、妊娠初期の葉酸の欠乏が
「先天性の神経管異常」の原因の一つと考えられていて

葉酸をとることで、発症リスクを低下させる効果があることが
最近わかったそうです。

なので、妊娠してからだけではなく、妊娠を願うすべての女性に
日頃から葉酸を意識してとることが必要です。
そして字の通りに葉物をはじめとする緑黄色野菜や豆類に
多く含まれています。

【葉酸を多く含む食品と目安量に含まれる葉酸量】

枝豆(80g) 141μg(0.14mg)

ホウレンソウ(2株 60g) 126μg(0.13mg)

アスパラガス(3本) 114μg(0.11mg)

ブロッコリー(2房) 105μg(0.1mg)

サラダ菜(2枚40g)28μg(0.03mg)

納豆 (中1パック、50g) 60μg(0.06mg)

甘栗 (大3個)44μg(0.04mg)

焼き海苔 (1袋5枚入り)38μg(0.04mg)

きな粉 (大さじ1杯7g)18μg(0.018mg

いちご(中5粒)68μg(0.07mg)

平成17年文部科学省「五訂増補日本食品標準成分表」より算出

葉酸をとるのには食物からとるのが、大切な赤ちゃんの
体を作る上では鉄則です。

ただ、お仕事をしながらしっかり食物から葉酸をとることは
時間的にも難しいと思います。

そこでサプリメントの登場です。

でもサプリメントは食品ではないので
摂取するときには注意が必要です。

栄養素が高濃度に含まれるサプリメントは
手軽ではありますが、食品に比べ吸収率が高いといわれています。

安全性の面でも普及自体が外国に比べると歴史が浅いので
摂取に対して未知の部分も多いのも事実です。

何度も書きますが、著しく葉酸が欠乏している場合を除けば、
できれば食品からの摂取が安全で摂り過ぎる心配もないので
おすすめします。

其の上でサプリメントの利用を考えるのであれば、
かかりつけのお医者様に相談のうえで指示に従ってください。

ここからは、葉酸を摂りすぎた場合に起こる可能性のある
症状をまとめてみます。

大量に摂取した場合には、発熱やじんましん、紅斑、かゆみ
呼吸障害、中枢神経系への副作用等を起こす可能性があります。

そして、ビタミンB12欠乏症の診断を困難にしたり、
亜鉛の吸収を抑制する場合もあります。

また食物のお話に戻りますが、葉酸をとるのにおすすめの食品があります。

それは納豆です。

納豆には、葉酸のほかカルシウムも含まれているので、
妊娠期を含めてぜひとりたいものの一つです。

他には、ほうれん草には葉酸のほか不足しがちな鉄分も多く
サラダ菜もレタスに比べて鉄が比較的多く含まれています。

納豆もサラダ菜もコンビニで買うこともできるので
忙しい人もお昼に一品これらをプラスすることもできますね。

そして、おやつには甘栗や果物を適量とることもポイントです。
ただ、果物や焼き栗は食べやすく、たくさん食べると
体重増加の原因になるので、あくまでも適量が大切です。

赤ちゃんのためにも、いろいろな食品をバランスよく
食べるよう心がけたいですね。

 

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