デングウイルスの名前の由来と最新情報

ジワジワと感染者が広がっているデング熱ですが
今日現在の最新情報です。

東京都は3日から始めた蚊の採集作業で
代々木公園内の4ヶ所で採集した蚊から
デングウイルスが検出されたと発表しました。

そして、4日午後2時に公園の北側エリアを
閉鎖しました。

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この北側エリアからはデングウイルスを持つ蚊の
約8割が採集されたからだそうです。

5日以降に殺虫剤の散布を予定しているそうですが

ただ、園内にはたくさんの種類の昆虫や鳥が
生息しているため、この生態系への悪影響がない様な
駆除方法を検討中ということです。

今回閉鎖された北側エリアという場所は
最初に感染した大学生たちが、ダンスの練習を
していた場所ですが、今回はデングウイルスを
持った蚊は見つかっていないということです。
公園の再開の時期はまだ未定だそうですが

気候も涼しくなって来ている上に
蚊の寿命というのが30~40日ということなので
おそらく再開の時期は、9月末以降になるでしょうね。

ところで、デング熱やデングウイルスの名前の由来ですが
デング」というのはスペイン語で「気取った人
という意味です。

デング熱にかかった人が背中をかばって歩く姿が
いかにも気取って歩いているように見える所から
名付けられたと言われていますが

病気で苦しんでいる人を茶化すようなネーミングは
あまりいただけないですね。

それともスペイン人のユーモア精神なのでしょうか?

デング熱のこれからの感染の拡大について
ウイルス学の専門家のお話です

「今回のように1ヶ所で短期間にこれだけ感染者が
増えるというのは、特異なケースで

代々木公園の周辺には、恐らく百匹単位でウイルスを
持っている蚊がいるのではないか、と予想しています。

感染者からは同じ型のデングウイルスが検出されたと
聞いていますが、これから遺伝子解析をして

たった一人の感染者からの伝染なのか
複数の感染者がいたのか、の分析が必要です。

ただ、蚊はウイルスを子孫に引き継ぐことは無いので
今現在の感染者の確認、治療が落ち着けば

これから拡大することは無いはずです。」

そして最後に、今までも書いていますが
デング熱で重症化するケースは少なく

過去には、日本を旅行した外国人が
帰国後にデング熱を発症したこともあったので

以前から感染者が発生していた可能性は
あるということです。

蚊が繁殖する季節にはどこでも感染の
危険があるということですね。

蚊が媒介する病気には、他にも
日本脳炎や、動物のフィラリアなどが
あります。

四季のある日本に住んでいる以上
夏の風物詩?ともいえる蚊との
共存は避けられないものですが

蚊に刺されないようにすることが
何よりも一番の予防方法と言えますね。

 

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